施術者について

「人はなぜ病気になり、どのように治るのか」
「自分はどう人のお役に立てるのか」
自らの体験を通して探求するなかでエドガー・ケイシー療法に出会う

はじめまして。
ひかりの治療院 院長の大野光世です。

私は愛知県一宮市で生まれ、岐阜県各務原市で育ちました。
大学卒業して最初に就いた職業は、老人保健施設での介護の仕事でした。特に重度の認知症の高齢者さんの介護に長く関わってきました。
それからがらりと一転して、IT関係の会社に転職し、Web系のプログラミングの仕事に携わったりしたのちに、結婚を機に愛知県小牧市に移り住みました。

しばらく主婦として過ごしていたのですが、そんな頃にある時、「（何でもいいから、とにかく私は）人のお役に立てる人間にならなければ！！」という、焦りにも近い思いが湧きあがました。
それで手に職を付けようと、主婦をしながら鍼灸マッサージの専門学校に入学しました。
国家資格取得後は鍼灸マッサージ師として、主に医療系のリハビリテーションの現場で機能回復訓練の一環としての鍼やマッサージの経験を積んできました。

さらにその後、鍼灸マッサージ師としての仕事を通して「がん患者さんへの緩和ケア」に強く関心を持つようになりました。また、病院の中でそういった患者さんたちがどんな考え方に基づいた医療をどんな気持ちで経験しているのかを、実際に自分が病院の中に入って知りたいと思いました。
それで年齢はもう40代に差し掛かっていたのですが、思い切って地元の公立の看護学校に社会人入学して、看護師の資格を取りました。そして病院や施設などいくつかの医療機関で看護師として働いてきました。

このように、専門学校での勉強や職業を通して、いわゆる「現代西洋医学の治療」というものを常に傍らで見つづけてきたこれまででした。
同時に、様々な疾患や障害のおありの方々、心と身体のつらさを抱え、あるいは死を手前にし、社会的にもさまざまな状況におかれた方々と日々関わらさせていただいたことで、気づいたり、学んだり、また精神的に助けられたりもしながら、いろいろなことを感じてきました。

私のなかの古くからの問いと探求心、そして病気、オイルマッサージ

一方で私は、子どもの頃からなぜか精神世界というものへの興味と理解があって、「宇宙の理（ことわり）」や「ものごとの根本」を知りたいという哲学的関心を常に持ち続けていました。
「私とは何か」「世界とは何か」について、すごく知りたかったのです。
それで高校を卒業してから大学は迷わず哲学科を選びました。大学では「精神と身体」や「現象学」といった哲学のテーマに取り組み、その哲学的関心から認知心理学や発達心理学を調べたり、医学のことにも興味をもちました。卒業して働くようになってからもずっとその関心は「趣味」として続いていました。

実は10代の頃から、頭痛、肩こり、めまい、のぼせ、便秘、頻尿、倦怠感など自律神経系の失調症状に、私はずっと悩まされていました。病院に行ってもはっきりとした病名はつかず、症状を抑えるために出された薬を言われた通りに飲んでも全然よくなりませんでした。

成人になってからは、それに加えて重度のアトピー性皮膚炎が全身に発症して、両手も顔も皮膚がジュクジュクになってしまいました。そのとき携わっていた大好きな介護の仕事が続けられない程でした。

私はこんな自分のボロボロの身体をなんとかしたくて、仕事をやめ、東城百合子先生や、西式健康法を土台にした甲田光雄先生の療法、またその他諸々よいと言われいる民間療法や自然療法を片っ端から調べては、なぜそれが良いのかを理解をしていきながら日々の食事や体操などの健康法を実践していきました。

気づいたらアトピーでジュクジュクの皮膚はきれいになり、自律神経の症状も忘れるくらいに軽くなっていました。
しかし、転職してコンピュータとにらめっこの不規則な生活が始まって食事もすっかり乱れてしまうと、またぶり返してしまいました。そしてまた心を入れ直して養生生活を立てなおすと身体がもとのよい状態に戻る、ということを経験しました。

鍼灸の専門学校では東洋医学を学ぶと同時に、世界各地のさまざまな伝統医療や補完代替療法にも興味を持ちました。そして実際にインド、フィリピン、ドイツなど海外に出かけて、それぞれの国の伝統的なオイルマッサージや植物療法を習ったり体験したりしてきました。これもまた貴重な経験で心に残り、今に繋がっています。
日本でもアロマセラピーのスクールに入学して、１年間みっちり精油の知識とあわせオイルマッサージの技術を習得しました。

リハビリの仕事では機能回復を目的にした鍼やマッサージを多くしましたが、自分が一番好きで得意なのは、やはりホリスティックな考え方に基づいて心身に癒しを与えるオイルマッサージでした。

エドガー・ケイシー療法に出会う

「人はなぜ病気になり、どのようして治るのか」
「自分はどう人のお役に立てるのか」

そんな問いが常に自分の中にあるなかで、看護師になって病院で働き始めていた頃に、東京・自由が丘でがん患者さんへの自然療法を専門にされていることで以前より注目していた鍼灸マッサージ師で聡哲鍼灸院院長の遠藤聡哲先生を通して「エドガー・ケイシー療法」に出会いました。
看護師をしながら仕事の休みを合わせては東京に行って、遠藤聡哲先生から「ひまし油湿布」などのエドガー・ケイシー療法や、そのほか「びわの葉温灸」などの自然のお手当をどう臨床で使うのかを教わりました。

そしてさらにエドガー・ケイシーについて学びたくて、日本エドガー・ケイシーセンター会長の光田秀先生が教えるケイシー療法の講座を東京へ受けにも行きました。
光田先生の講義を聴くなかで、エドガー・ケイシー療法における病気の理解と特に「がんの原因とその対処法」が現代医学の知識と照らしあわせても理にかなっていることにまず驚きました。また脊柱の歪みが神経伝達に影響して様々な病気を惹き起こす原因になること、そしてその歪みを正すために脊柱に対してオイルマッサージをするのだということに、深く納得しました。魂や霊的(スピリチュアル)なことと身体との密接な関係についてもまた然りです。
ちょうどエドガー・ケイシーを題材にした白鳥哲監督の映画『リーディング』が全国公開された時期でもあったので、映画館にはもう何度も足を運んで観に行きました。

こうして私はエドガー・ケイシーのことをどんどん学んでいくなかで、この愛知県にはエドガー・ケイシー療法の施術を受けられる施設がひとつもないことを知りました。
エドガー・ケイシー療法の存在をせっかく知ってもそれを受けられるところがないとは！
そこで「人のお役に立つために、今の私にできること」が、私の得意分野であるオイルマッサージをはじめとしたエドガー・ケイシー療法の施術を、必要としている人々にすることだと思いました。
それがこれまで積み重ねてきた自分の知識と技術と経験を活かした、現実的な「自分の役割」だと気づいたのです。

「このエドガー・ケイシーの伝えるオイルを使った脊柱へのマッサージを、私がこれまで医療介護の仕事で関わってきたような様々な状況にある方々の元に届けたい！」

看護師を退職して、エドガー・ケイシー療法を受けられる治療院を開く

そんな思いから、本当に必要としている方々のもとに自らがフットワーク軽くたどり着けるようにと考え、2020年に独立して、エドガー・ケイシー療法を専門に掲げたひかりの治療院を開院しました。

「目の前にいるあなたのお身体に、この両手のひらで
　触れさせていただくことが、何らかの癒しとなりますように」

「そしてそれが治癒のサイクルに入っていく契機となりますように」

日々こう願いながら、少しでも人々のお役に立てる人間になれるよう、自らの霊的向上をめざし、
学びと自己研鑽を続けています。

どうぞよろしくお願いいたします。

経歴

学歴

・県立岐阜高等学校 卒業
・愛知大学文学部哲学科 卒業
・中和医療専門学校 卒業
・公立春日井小牧看護専門学校 卒業

保有する国家資格

・看護師
　　＜実務経験＞
　　・急性期病院の消化器内科/外科病棟
　　・重症心身障がい児者療育施設
　　・精神科病院の閉鎖病棟
　　・一般病院の内科/整形外科病棟
　　・訪問看護（神経難病・がんターミナル）
・あん摩マッサージ指圧師
・はり師・きゅう師
・介護福祉士

修了技能・保有する民間資格

医療系マッサージ
・NPO法人 日本医療リンパドレナージ協会 中級セラピスト（ドイツ・フェルディ式リンパドレナージ）
・厚生労働省後援「第3回リンパ浮腫研修（Step1,2）」修了
・臨床アロマセラピー ホリスティックケアプロフェッショナルスクール（英国式アロマセラピー/オイルマッサージ）

その他伝統的手技療法 / ヒーリング
・ITＭタイ古式マッサージ
・フィリピン政府認定 TESDA NCⅡ（ヒロットウェルネスマッサージ）
・直傳靈氣
・シータヒーリング

鍼灸技法
・長野式鍼灸 基礎
・YNSA（山元式新頭針療法）宮崎合宿セミナー

福祉関連資格
・福祉住環境コーディネーター2級